地震の震度はどのくらいなら保険申請が可能?

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多発する大地震の影響は?

ここ数年、日本の各地方で大地震が頻発しており、地震に対する備えとして地震保険を検討する人も増えつつあります。今年4月には熊本地方で深さ11kmを震源とするマグニチュード6.5の地震が発生しました。揺れの激しい地域では震度7という揺れが観測されており、九州地方ではしばらく余震などによる不安な状態でした。

大地震が観測されていない地域でも、小さな地震については日常的に起こりうるため、慣れによる感覚の麻痺で一定以上揺れが発生しなければ危機感を感じないのはとても危険な状況と言えるでしょう。

震度4以上の被害を受けたら損害調査を

最近の住宅は耐震性にも優れているという特徴があります。しかし地震による被害は素人判断できない場所などに受けている場合もあるでしょう。特に屋根の被害や隣家があることで確認できない外壁に発生したヒビ、そして一番気がつくことができないのは基礎の部分に被害があった場合です。

そのため見た目には地震による被害が判別できなくても、一定以上の震度で地震が発生した場合には損害調査を行うほうが良いでしょう。震度4以上の地震が発生した場合には被害が認められることが多いと言われています。

損害が認められたら補償が受けることができる状態?

地震に備えて火災保険に付帯する形で加入する保険が地震保険です。地震保険を付帯した場合には、保険料が高くなるため過去に地震などの被害が発生していない地域では加入しないというケースもあるようです。実際に今回の熊本地震でも、地震保険に加入していた世帯は2割~3割という少数だったこともわかっています。

そして地震保険は建物に対する補償と、家財に対する補償が行われるとがあることはご存知でしょうか。地震保険に加入しているから大丈夫!といざ保険を使う場合に補償が受けられないということも発生する可能性があります。

家財に対する損害の査定方法

地震による損害の査定方法は建物の場合と同じく、ポイントの合計で補償額が決定されます。満額の5%が支払われる一部損、満額の50%が支払われる半損、満額が支払われる全損がありますが、査定によって決定されます。

家財の場合、もしも高級家具が破損した場合でも安く買った家具が破損した場合もポイントは同じです。そのため高級家具が1つ壊れた場合よりも安い家具がいくつも壊れた状態のほうがポイントは高くなります。

地震保険に加入しているのなら

震度4以上の地震が発生した場合には、建物の見えにくい部分に地震による損傷を受けている場合もあります。保険会社に損害調査を依頼して確認してもらうことで安心できます。また、家財の場合には小さな傷や小さな被害についても報告することが大切です。もし表面に大きな損傷が見られない場合でも転倒した場合には内部構造が損傷したとみなされてポイント加算してくれるケースもあります。

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