地震に備えるべきことのまとめ

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いざ地震が発生した時に復旧にかかるまで

マンションは構造上では地震など災害が起きた時でも安全性が高いと言われており、一時的避難という状況以外は自宅で生活を続けることができるでしょう。しかし電気やガス、水道といったライフラインが遮断されることにより、復旧するまでは一時的に生活ができません。支援物資が到着する3日間程度の間、必要なものなど事前に準備しておくようにすると良いでしょう。仮に首都直下地震が起きた場合では、東京都全体が復旧するまでかかる日数は電力が6日、ガスは53日、上下水道30日、通信は14日かかると想定されています。

必要なのは生活を再建に向けての備え

被災後に生活を再建するには公助はあくまでも側面的支援だと考えて、自助での備えが重要になります。そのため今すでに行っている備えの金額と再建にかかる金額を把握しておき、不足する部分について追加して備えるようにしましょう。

・加入している地震保険の補償額
・住宅ローンの残債
・仮住まいする際の家賃、住宅再建のための費用、生活必需品の購入費用
・地震が発生することでの収入の減少分

東京都内在住5人家族のモデルケース

例えば都内に在住している家族(5人)が大地震によって家が全焼してしまった場合、自宅を再建するまでいくらくらいの費用が必要となるのかは次の通りです。

・住宅の撤去費用(1坪あたり2~4万円)100万円
・住宅の建替費用(土地以外の費用)2,000万円
・家財や衣類などの買換費用(家族人数による)400万円
・仮住まい費用・引越費用(半年間の賃貸住宅分)100万円

合計で約2,600万円ですが、ペットを飼っている場合にはペットに対する費用、そして全壊した住宅に対する住宅ローンの残債分が必要です。

支給される再建のための資金は?

被災者生活再建支援法によるマイホーム再建もしくは購入した費用300万円は国から支給されます。地震保険に加入していれば全壊の場合、火災保険の半分までの補償が保険金として支給されます。これで不足する部分については、預貯金、もしくは新たに銀行などでローンを組んで対応しることになります。

備えることの大切さ

日本では地震が多発しているのにもかかわらず、実際に地震保険に加入している世帯はそれほど多くありません。全壊でも火災保険の半分までの補償という部分で、支払う保険料と照らし合わせた場合にどうしても加入することを躊躇してしまう傾向にあるようです。

しかし地震保険から得ることのできる保険金は、住宅を再建する時の建物に対する費用だけではなく、それまでの暮らしを支えるためのお金でもあります。いざという時に、貯蓄はない、銀行からは再度ローンが組めないということになって途方に暮れるこののないように前もってしっかり備えておく必要があります。

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