住宅の火災保険は途中解約すれば保険料が戻ってくる?

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引越しすることになった場合、それまで契約していた火災保険は途中で解約できるのか心配になることもあるでしょう。
火災保険は途中で解約が可能ですし、契約期間の途中解約であればまだ保険期間まで到達していない分の未経過保険料は返還されます。

賃貸住宅でも分譲でも返還されるのは同じ
賃貸住宅に2年契約で住んでいる場合、火災保険も賃貸契約に合わせて2年で契約しているとしましょう。転勤などで1年後に引越しすることになってしまったら、残り1年分の火災保険料は無駄になるわけではなく、返してもらえるということになります。
これは賃貸住宅に住まいがあるケースだけでなく、分譲マンションや一戸建て住宅で加入する火災保険の場合も同様です。
長期で契約している場合には解約した後で戻してもらえる保険料がある場合もありますので確認するようにしましょう。

未経過保険料はどうやって計算する?
長期一括払で契約した火災保険の未経過保険料は、一括支払いの保険料に経過年月ごとの係数を乗じて算出します。
火災保険の保険期間と解約時期による残りの期間によって係数は変動します。一般的に保険加入から解約するまでの期間が短いなら返還される保険料は多くなりますが、満期までの期間があまり無い場合には返還されない場合もあります。
新築で家を購入した場合などは長期契約での加入が多いため、もし転勤などで購入した家を売却することになった場合でも火災保険の未経過分の保険料は返してもらえるので安心です。

自分から保険会社に保険料の返還を申し出ること
もし火災保険や地震保険を契約期間の途中で解約することになった場合、保険会社に自分で連絡して保険料の返還手続きを行うようにしましょう。
解約の手続きの際に同時に伝えると良いでしょう。自主的に保険会社から案内されないケースもありますので、契約者本人から未経過分の保険料についてたずねてみるようにすると確実です。
多くの保険会社が日割りではなく月割りで計算して保険料を返還します。ただし契約期間の残りが1か月未満である場合に保険料は帰ってきませんので注意しましょう。

引越しが忙しくて解約手続きを忘れていたら?
また、引越しの際に火災保険の解約手続きを忘れていたという場合でも、保険会社にもよりますが退去してから3年以内なら遡及解約が可能な場合があります。
遡及解約とは解約するべき時点までさかのぼって解約を受付けてくれることですが、まずは相談してみることが必要です。

地震保険でも未経過分は戻してもらえる
地震保険も未経過分の保険料は戻してもらえます。地震保険は最長5年契約が可能ですので、経過年数に応じて係数を保険料に乗じて未経過保険料を算出します。地震保険の場合の係数は、どの保険会社でも同じです。

1年後との更新契約でなくても大丈夫?
火災保険を長期契約している場合には、途中で解約すると損になるから1年ごとの更新で加入しようと思うかもしれません。
しかしもし途中で解約の必要が出てきたとしても、未経過分の保険料は返還されますので安心です。

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