住宅の火災保険は津波に対する補償もされる?

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自然災害が発生すると、家が被災する可能性もあります。そのため「ハザードマップ」から現在居住している地域の自然災害などの危険度を知ることができます。
そもそもハザードマップは防災目的に作られた地図で、自然災害が発生した際の予測被害範囲を示しています。

ハザードマップで確認できること
ハザードマップでは、河川に近い場所でも必ずしも浸水区域に指定されるわけではありませんし、河川から離れた地域でも内水リスクが高いと判断される地域もあります。
あくまでも予測の範囲にはなるものの、水害リスクを知る上での目安として活用することができるでしょう。

様々な水による被害をハザードマップで確認できる
沿岸部の区域では、「高潮ハザードマップ」そして「津波ハザードマップ」も公表されています。
これにより、台風で発生した高潮、そして地震による津波の発生リスクについて予測することができるでしょう。

津波による補償は地震保険への加入が必要
もし高潮や津波のリスクが高い地域に指定されている場合にはかなり注意が必要ですが、津波による被害は火災保険に水災補償が備わっていてもそこからは補償されません。
津波は地震により発生するものですので、地震保険に加入しておく必要があります。地震に起因して発生した災害は地震保険から補償されることになりますので、水への被害だから水災補償があれば安心と思わないようにしましょう。

噴火による損害も地震保険から補償される
津波だけでなく、火山の噴火による損害も地震保険から補償されます。噴火による噴石で家に損害が出た場合、火災保険のみの加入では保険金は受取ることができませんので近隣に火山がある地域の場合には地震保険への加入を検討する必要があります。

火災保険の水災補償に適用される損害は?
水災補償の対象となるのは、大雨に起因して起こる土石流、地すべり、崖崩れなどの損害です。特に山間部に住まいがある場合や、近くが傾斜地という場合には「土砂災害ハザードマップ」も確認しておくようにしましょう。

その他火災保険から補償される損害
落雷による衝撃で家が損害を受ける場合や、電気機器が波及被害を受ける場合もあります。落雷による損害は地震保険に加入していなくても火災保険から補償されますが、電気機器などの損害は家財を目的とした火災保険に加入しておく必要があります。
豪雪で家の屋根や家そのものがつぶれてしまった場合や、雪崩で家や家財が破壊されてしまった場合、雹(ひょう)で家のガラスが割れた場合など、雪などによる損害も火災保険から補償されます。
ただし豪雨などによる土砂崩れや高潮による損害は、水災補償も火災保険の補償に含まれていることが必要です。

損害を補償する保険の種類を理解すること
水による被害だからといって全てが火災保険から補償されるわけではありません。地震による津波などは地震保険に加入しておく必要がありますので、保険で備える際にはどの損害がどの保険から補償されるかを理解しておくようにしましょう。

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